新刊書アンテナ 哲学・現代思想書 出版情報一覧

新刊書アンテナでは、今年度に国内で出版された哲学・現代思想に関係する書籍をすべて網羅し、逸早くご紹介していきます。哲学・現代思想に興味をお持ちのお客様へ、購買検討に役立てていただければ幸いです。また同時に購買機会の場となっていただければうれしく思います。

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こちらのページでは、哲学・現代思想に関する新刊書発売情報を逸早くご紹介してまいります。ご検討のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

人間知性新論 新装版

人間知性新論 新装版

ライプニッツ 著
米山 優 訳
新装版 2018年7月11日 発売中
みすず書房

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序文
I 本有的概念について
1 人間の精神の内に本有的原理があるかどうかについて
2 本有的であるような実践の原理は全く存在しないということ
3 思弁に関わる本有的原理と実践に属する本有的原理とに関する、別の考察

II 観念について
1 観念一般が論じられ、人間の魂が常に思惟しているかどうかが折に触れて検討される
2 単純観念について
3 一つの感官から私たちにやってくる観念について
4 固性について
5 さまざまな感官に由来する単純観念について
6 内省に由来する単純観念について
7 感覚と内容との双方に由来する観念について
8 単純観念に関する補論
9 表象について
10 把持について
11 識別について、あるいは観念を区別する能力について
12 複雑観念について
13 単純様態について、そしてまず空間の単純様態について
14 持続について、そしてその単純様態について
15 持続と拡がりとを合わせた考察について
16 数について
17 無限について
18 他のいくつかの単純様態について
19 思惟に関する様態について
20 快苦の様態について
21 能力について、そして自由について
22 混合様態について
23 実体についての私たちの複雑観念について
24 実体の集合的観念について
25 関係について
26 原因について、結果について、そして他の幾つかの関係について
27 同一性あるいは差異性とは何であるか
28 他の諸関係について、特に道徳的関係について
29 明晰な観念と曖昧な観念、判明な観念と混雑した観念について
30 実在的観念と空想的観念について
31 完全な観念と不完全な観念
32 真なる観念と偽なる観念について
33 観念の連合について

III 言葉について
1 言葉ないし言語について
2 言葉の意味について
3 一般的な名辞について
4 単純観念の名について
5 混合様態と関係の名について
6 実体の名について
7 不変化語について
8 抽象的名辞と具体的名辞について
9 言葉の不完全性について
10 言葉の誤用について
11 今しがた述べられた不完全性と誤用とに施され得る矯正策について

IV 認識について
1 認識一般について
2 私たちの認識の程度について
3 人間的認識の範囲について
4 私たちの認識の実在性について
5 真理一般について
6 普遍的命題、その真理性と確実性について
7 公準あるいは公理と名付けられる命題について
8 取るに足らない命題について
9 私たちの現実存在について私たちが持つ認識について
10 神の存在について私たちが持つ認識について
11 他の事物の存在について私たちが持つ認識について
12 私たちの認識を増大させる手段について
13 私たちの認識についての他の考察
14 判断について
15 確からしさについて
16 同意の程度について
17 理性について
18 信仰について、理性について、そしてそれらの別個な限界について
19 狂信について
20 誤謬について
21 諸学の区分について

訳者あとがき
索引

日本思想史の名著30

日本思想史の名著30

苅部 直 著
2018年7月5日 発売中
ちくま新書
筑摩書房

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千数百年におよぶ日本思想史上には、画期となる名著が多数生まれてきた。あるときは神話や物語、説話の形をとり、またあるときは歴史書・史論、社会・政治評論、そして近現代にはアカデミズムの産物として現れてきた研究書や「日本国憲法」などの法文―それらの名著群を博捜するなかから三十点を選りすぐり読み解くことで、「人間とは何か」「人間社会とは何か」という普遍的な問いに応える各時代の思考様式を明らかにする。遠い過去の思考に、現代を考えるヒントをさぐる。(引用)

1
『古事記』―国土とカミの物語
聖徳太子「憲法十七条」―古代王朝における「和」 ほか
・・・
2
山崎闇斎『大和小学』―神代史にひそむ普遍
新井白石『西洋紀聞』―異文化間の理解は可能か ほか
・・・
3
會澤正志斎『新論』―徳川末期の総合政策論
横井小楠『国是三論』―「公論」の政治と世界平和 ほか
・・・
4
吉野作造「憲政の本義を説いて其有終の美を済すの途を論ず」―リベラリズムのゆくえ
平塚らいてう『元始、女性は太陽であった』―フェミニズムの夜明け ほか
・・・

明日の前に

明日の前に

超越論的なものは、新たな生を開始する
カトリーヌ・マラブー 著
平野 徹 訳
人文書院

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カトリーヌ・マラブー ジャック・デリダに師事し、フランス出身の女性哲学者。
カント以降の哲学を相関主義として剔抉し、哲学の〈明日〉へ向かったメイヤスーに対し、現代生物学の知見を参照しつつカント哲学の読み直しを試みた注目作。理性のあらゆる経験に先立つとされるアプリオリなものは、もはや役立たずの概念なのか。遺伝子と環境のかかわりを探求するエピジェネティクスを手掛かりに、カントに、そして哲学そのものに新たな力を賦活する。(引用)

第一章 『純粋理性批判』のパラグラフ27
第二章 懐疑的態度におちいるカント読解
第三章 発生と後成的作用の差異
第四章 カントの「最小の前成説」
第五章 胚、種、種子
第六章 「新懐疑論」的テーゼとその進化
第七章 後成説からエピジェネティクスへ
第八章 暗号(コード)から書物へ
第九章 還元しがたきフーコー
第十章 時間、まったき問い
第十一章 〈一致〉はない
第十二章 袋小路のなかで
第十三章 合理性の後成的パラダイムに向けて
第十四章 超越論的なものを放棄することはできるのか

※初版第1刷 印刷ミス
・244頁、7行目、「後世説」→「後成説」
・352頁、5行目、「と迅速な仕事ぶりで訳者を支えて」をトル

身体感覚で『論語』を読みなおす。

身体感覚で『論語』を読みなおす。

古代中国の文字から
安田 登 著
2018年6月28日 発売中
新潮社文庫

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孔子が生を受けた紀元前 6 世紀、言葉は古代文字で書かれていた。後世に編纂された『論語』との異同を多く含む当時の文字で読むと、何が見えるのか。能楽師の著者が、膨大な文字史料と、自身の稽古で得た身体感覚を手がかりに孔子に向き合ったとき、現れたのは「心(自由意思)」という新しい概念で、「命(運命/宿命)」に挑む人間の姿だった。これが、世界初のこころのマニュアル=論語の真の世界。(引用)

序章 からだで読む『論語』
第1章 論語世界との新たな出会い
第2章 「命」の世界
第3章 孔子学団に入門する―「学」とは何か
第4章 「詩」―叙情世界に本質は宿る
第5章 「礼」―魔術とマニュアル
第6章 「心」―このまったく新しい世界

ライプニッツ著作集 第II期 第3巻

ライプニッツ著作集 第II期 第3巻

技術・医学・社会システム(ライプニッツ著作集 第2期)
ゴットフリート・W・ライプニッツ 著
酒井 潔、佐々木能章 監修
2018年6月27日 発売中
工作舎

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第1部 技術
奇想百科 新趣向博覧会開催案
時計論
ハルツ鉱山開発
計算機の発明
パパンとの往復書簡
ゲーム覚書

第2部 医学
医事に関する諸指示
保険官庁設立の提言
ペスト対策の提言
シュタール医学への反論

第3部 社会システム
諸々の技芸と学の興隆のための協会をドイツに設立する提案の概要
協会と経済
省察の使用について
知性と言語をさらに鍛錬するようドイツ人に勧告する文書
公営保険
終身年金論
人の寿命と人口に関する新推論
図書館改革案
図書館計画
ドイツ愛好会設立案
諸学と諸技芸の協会を設立する構想

総解説 「《実践を伴う理論》」の真骨頂

心理言語学を語る

心理言語学を語る

ことばへの科学的アプローチ
トレヴァー・ハーレイ 著
川﨑 惠里子 監訳
2018年6月25日 発売中
誠信書房

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人はどのように言語を話し、聴き、読み、そして学ぶのか。本書は実験的アプローチを用いて、言語がどのように科学的に研究が可能か、またこれらの実験に基づいて、どのように言語処理のモデルを構築できるかを示しながら、上記の疑問に答える。さらに、子どもの言語獲得、脳科学との関連、失語症等の言語障害など、現代心理言語学の主要テーマを網羅し、多様な論点を整理している。近年、この分野の研究は盛んであるが、実験心理学の立場から体系的に書かれたテキストは少ないなか、本書は最新の解説書として優れており、関連分野を専攻する学部生レベルから読める入門書である。(引用)

第1章 言語の心理学
第2章 動物のコミュニケーション
第3章 子どもの言語獲得
第4章 思考と言語
第5章 意味
第6章 単語認知と失読症
第7章 文章理解
第8章 発話と失語症
第9章 終わりに

アメリカの大学生が自由意志と科学について語るようです

アメリカの大学生が自由意志と科学について語るようです

アルフレッド・ミーリー 著
蟹池 陽一 訳
2018年6月26日 発売中
春秋社

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人間に自由意志なんてあるの? 決定論と自由意志は両立するの? そもそも自由意志って言葉で、あたしたちは何を意味しているの? さまざまな科学実験の成果や多彩な哲学的考察を、アメリカの大学生の男女が、プールバーやカフェで、小咄やジョークを交えながらぐだぐだ語る、死ぬほど軽いノリなのにとっても深い哲学会話。ボブやアリスらフロリダ州立大学の学生が、ふとしたネット記事をきっかけに、自由意志について探究するスリリングな一週間。心で決定する前に脳は行動を始めていると主張するリベットの実験や、普通の人も状況しだいで残酷な行為を厭わないと示したミルグラム実験、スタンフォード監獄実験など、脳科学から社会心理学まで多彩な科学実験の結果を検討すると、人間の現金さ、残忍さ、まわりからの影響の受けやすさなど、いろんなことが見えてきて、目からウロコが落ちまくる。さあ、これでも人間に自由意志があるといえますか?(引用)

第1章 自由意志って何を意味するの?―はじまりは月曜の午後
第2章 レギュラーの自由意志―月曜の夜に
第3章 ミドルクラスの自由意志―火曜の午後の話
第4章 リベットの脳科学実験―それは火曜の夜
第5章 fMRI実験―水曜の午後
第6章 自由意志に関するガザニガの主張―水曜の夜
第7章 ミルグラムの実験と自由意志―木曜の午後
第8章 自由意志についてのウェグナーの主張―木曜の夜に
第9章 科学的証拠とレギュラーの自由意志―金曜の午後に
第10章 科学的証拠とプレミアムの自由意志―そして金曜の夜

真実について

真実について

ハリー・G・フランクファート 著
山形 浩生 訳
2018年6月22日 発売中
亜紀書房

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嘘をつく人間はより巧妙にそれを隠すためにも真実を知っている必要がある。しかしウンコな論者は独り自分の意図した通りに話を進められればそれでよく、本当のことには用がない。だからこそフランクファートはこう述べている。「ウンコな議論は真実にとって嘘以上に手強い敵なのである」

世にあふれる屁理屈、その場しのぎの言説が持つ「真実」への軽視を痛烈に批判した、『ウンコな議論』の著者による「真実」の復権とその「使いみち」について。

「ポスト真実」の時代に、立ち止まってきちんと考えてみよう。

「そんないまだからこそ、本書でのフランクファートの主張も改めて重要性を持つ。真実や事実は、明らかに軽視されつつある。そして、その言い訳はいろいろあるだろう。ソーシャルメディアのエコーチェンバーが悪いとか、偏向したフェイクニュースメディアが悪いとか。あるいは各種分野が専門化しすぎていて、とてもすべてを理解したりはできないとか。でも、それは基本は愚痴のたぐいでしかない。(中略)それにこれまでだって、事実や真実を見つけ出し、理解するのはとてもむずかしく手間のかかることだった。その困難を乗り越えて、人々はこれまで真実や事実を見極め、積み重ねてきたのだ。それを止めてはいけない。ぼくたちは改めて、事実とか真実を重視しなくてはならない理由を、きちんと考えねばならないのだ」(引用)

21世紀の言語学

21世紀の言語学

言語研究の新たな飛躍へ
ノーム・チョムスキー 著
今井隆、斎藤伸治 編訳 岸浩介、奥脇奈津美、澤崎宏一、安原和也
ひつじ書房

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紀伊國屋書店で見る⇒21世紀の言語学—言語研究の新たな飛躍へ

ノーム・チョムスキーによる本邦初出初訳、書き下ろしの2つの章を含む、言語研究の指針となるべき注目の書。「言語とは何か?」から出発し、第1部は生成言語学における言語研究の現在の動向と将来の展望を示す4つの章から成る。また第2部は、生成言語学の関連領域の現在とその発展に関して厳選したテーマの4つの章から構成される。これからの言語研究における必携書。(引用)

I 生成言語学の発展
第1章 言語とは何か
ノーム・チョムスキー(斎藤伸治訳)

第2章 最小計算と言語の基本構成
ノーム・チョムスキー(今井隆・斎藤珠代訳)

第3章 ミニマリスト統語論 岸浩介
統語部門の位置づけ:音と意味をつなぐ計算部門
ミニマリスト統語論の枠組み
文の生成過程
単文の派生
A移動の派生
Aバー移動の派生
フェイズ不可侵性条件
統語操作のまとめ
感覚・運動システムと概念・意図システムでの計算
投射とラベル決定アルゴリズム
おわりに:今後の展望

II 生成言語学の関連領域

第4章 母語獲得と第二言語習得 奥脇奈津美
言語獲得研究の動向
母語獲得と第二言語習得における類似点と相違点
内的・外的に導かれる言語獲得
最近の動向
まとめ
言語の生得性を重視する立場
言語獲得における「刺激の貧困」
肯定証拠と否定証拠
成人文法と幼児文法が異なることへの説明
まとめ
言語入力の役割を重視する立場
用法基盤アプローチ
言語入力の質と量に関する議論
生得要因と環境要因
まとめ
英語冠詞の獲得
英語の冠詞
母語獲得
第二言語習得
第二言語知識のソース
生得的知識を示す証拠
冠詞習得に関する最近の研究
まとめ
ミニマリスト・プログラムと言語獲得研究
おわりに
第5章 文処理 澤崎宏一
文処理の研究方法
実験文
実験手法:オフライン実験とオンライン実験
オフライン実験
オンライン実験
文処理の即時性
格助詞の情報を利用した即時処理
語と語の呼応関係を利用した即時処理
関係節を含む文の処理
主語関係節と目的語関係節
主語関係節の優位性が崩れるとき:有生性の問題と袋小路文
関係節と袋小路効果の大きさ:SR文とSOR文
その他の文処理研究
本章のまとめと文処理理論:結びにかえて

第6章 認知意味論 安原和也
プロミネンスの意味論
視点の意味論
メタファーの意味論
メトニミーの意味論
概念ブレンディングの意味論
まとめ

第7章 言語と文字 斎藤伸治
文字とは何か
文字の始まり―シュメル文字について
絵文字から真の文字へ
表音化と決定詞の発達
シュメル文字の構成
シュメル文字からアッカド文字へ
ラテン文字の誕生
エジプト文字と原シナイ文字
フェニキア文字からギリシア文字へ
ラテン文字の成立
現代英語の文字
ラテン文字と英語
現代英語における綴りと発音の乖離
英語の文字の表語性
あらためて、文字とは何か
おわりに

幸福とは何か

幸福とは何か

ソクラテスからアラン、ラッセルまで
長谷川 宏 著
2018年6月20日 発売中
中公新書
中央公論新社

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幸福とは何か。この問いに哲学者たちはどう向き合ってきたのか。共同体の秩序と個人の衝突に直面した古代ギリシアのソクラテス、アリストテレスに始まり、道徳と幸福の対立を見据えたイギリス経験論のヒューム、アダム・スミス。さらに人類が世界大戦へと行きついた二〇世紀のアラン、ラッセルまで。ヘーゲル研究で知られる在野の哲学者が、日常の地平から西洋哲学を捉えなおし、幸福のかたちを浮き彫りにする。(引用)

寛容についての手紙

寛容についての手紙

ジョン・ロック 著
加藤 節、李静和 訳
2018年6月16日 発売中
岩波文庫
岩波書店

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迫害,拷問,殺戮が,宗教の名によって横行した17世紀ヨーロッパ.信仰を異にする人びとへの「寛容」はなぜ護られるべきなのか? 本書は,この難問に対するロックの到達点.政治と宗教の役割を峻別し,人々の現世の利益を守るのは為政者の任務だが,魂の救済については宗教に委ねられる.後世に多大な影響を与えた「政教分離」の原典(引用)

精神現象学第二版

精神現象学第二版

G.W.F.ヘーゲル 著
牧野 紀之 訳
2018年6月15日 発売中
未知谷

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読解の正確さ、註釈の親切さ、訳文の読みやすさで評価の高い牧野訳 待望の第二版!
湧き出ずる論理の展開に先走るヘーゲルの原文を精緻に読み込み先達学兄の業績を踏まえた上で、本文のみでその思想が理解できるよう分かり易く言葉を補った訳。原書との格闘の跡も生々しい補注も豊富で後覚の者必携の一書。第一版に注と訳者による付録論文、索引を追加。(引用)

序言(科学的認識について)
序論〔精神現象学で扱われる意識とそれを扱う方法〕
第一部 意識
第一章 感性的確信、あるいは「これ」と「つもり」
第二章 知覚、あるいは物と錯覚
第三章 力と悟性、現象と超感覚的世界
第二部 自己意識
第四章 自己確信の真相

第三部
第五章 理性の〔主観的〕確信から〔客観的〕真理へ
第六章 精神
第七章 宗教
第八章 絶対知

付録
付録1 知識としての弁証法と能力としての弁証法
付録2 ヘーゲルにおける意識の自己吟味の論理
付録3 恋人の会話(精神現象学の意味)
付録4 金子武蔵氏と哲学
付録5 ヘーゲルの Wissenschaft をどう訳すか

謙虚さと正直さとを―訳者のあとがき―

浄土思想史講義

聖典解釈の歴史をひもとく
平岡 聡 著
2018年6月14日 発売中
春秋社

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インドの龍樹・世親から中国の曇鸞・道綽・善導、そして法然・親鸞まで。「聖典解釈による仏教変容」をテーマに、「浄土教の思想史」を語る画期的論考。「再解釈/脱皮/変容」をキーワードに仏教のダイナミズムを問う。

序章 変容の背景
一 聖典解釈という問題
二 仏教における言葉の問題
第一章 浄土教前史
一 阿弥陀仏と極楽浄土の起源
二 実践に関する思想
第二章 インドの浄土教
一 浄土三部経と般舟三昧経
二 龍樹――難行道と易行道
三 世親――瑜伽行唯識の浄土教
第三章 中国の浄土教
一 曇鸞――自力と他力
二 道綽――聖道門と浄土門
三 善導――中国浄土教の大成
第四章 日本の浄土教
一 法然――念仏のアイデンティティ変更
二 親鸞――大乗仏教としての浄土教
終章 変容する浄土教
一 仏教変容のダイナミズム
二 変容は必然

アリストテレス哲学入門

アリストテレス哲学入門

(オンデマンド出版)
出 隆 著
2018年6月13日 発売中
岩波書店

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日本のアリストテレス研究の創始者の一人である著者が、戦前から幾度も刊行し彫琢した入門書の最終形。生涯・著作・学説の概要を述べ、学説の部門ごとにこの「万学の祖」の諸著作を整理してそれぞれ重要部分の抄訳を提示し、注釈で解説する。巻末には用語と人名の索引を配する。人と思想を原典に即して知るハンドブック。

第1章 アリストテレスの生涯・著作・学説
第2章 学問とその方法
第3章 第一哲学(形而上学)
第4章 自然学(心理学を含む)
第5章 実践哲学(倫理学と政治学)
第6章 技術―弁論術と作詩術

意識と自己

意識と自己

アントニオ・ダマシオ 著
田中三彦 訳
2018年6月11日 発売中
講談社学術文庫
講談社

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本書は『無意識の脳 自己意識の脳』(講談社刊 2003年)を原本とし、文庫化にあたり改題されたものです。
身体が誘発する情動はいかに感情として「私」に認識されるのか。意識が生まれるとはどういう事態か。身体・情動から感情がいかに作られ、その認識に意識はどう働くのか。神経学者の刺激的な仮説。

第一章 光の中に足を踏み入れる
第二章 情動と感情
第三章 中核意識
第四章 なんとなく推測される気配
第五章 有機体と対象
第六章 中核意識の形成
第七章 拡張意識
第八章 意識の神経学
第九章 感情を感じる

フェリックス・ガタリ

フェリックス・ガタリ

危機の世紀を予見した思想家
ギャリー・ジェノスコ 著
杉村昌昭、松田正貴 翻訳
2018年6月11日 発売中
(叢書・ウニベルシタス)
法政大学出版局

amazonで見るフェリックス・ガタリ:危機の世紀を予見した思想家
紀伊國屋書店で見るフェリックス・ガタリ:危機の世紀を予見した思想家

ドゥルーズとの共同執筆で知られる哲学者ガタリの生涯とその思想の射程を論じる批評的入門書。ガタリのつくりあげた独創的な諸概念についての形而上学的議論にとどまることなく、彼の精神科医としての臨床経験、活動家としての社会的実践をたどり、その理論の今日的意義を明らかにする。資本主義批判、グローバリゼーション批判の文脈においてもいまこそ読まれるべきガタリのすべて。(引用)

序章
本書のあらまし
なぜガタリを読むのか
各章について

第一章 若き活動家の形成
ユースホステル運動におけるフランスのアノマリー
制度を問うこと
学内印刷所
協同会議
状況の/における精神分析
時間割の機能

第二章 横断性と政治
横断性とは何か
横断性のツール
時刻表の問題
横断性のグローバル化

第三章 主観性、芸術、そしてエコゾフィー
非‐超越的エコロジーへの長い道のり
三つのエコロジー
三つのエコロジー的ヴィジョン
領域横断的エコロジー

第四章 非シニフィアンの記号論
物質的分子革命
プラスチックのカード、磁気ストライプ、技術的物質性(テクノマテリアリティ)
部分記号のダイアグラム性
かつては意味、これからはテクノ政治

第五章 情報の条里化
ディスクナンバー
内部植民地主義(エンドコロニアリスト)的暴力としての行政的利便性
脱コード化と再コード化の流れ
オーストラリアのアボリジニーに見られる無秩序な情報的服従
ゴージット

第六章 マイナーシネマ
マイナーなものを考えること
シネマをマイナー化すること
非シニフィアンのシネマ的部分記号
反精神医学のシネマ

第七章 情動と癲癇
粘着性
情動のタイプ
音と発作
癲癇の潜在的な力
癲癇的情動のこれから
結び

原注
訳注
参考文献
参照メディア一覧
訳者解題 フェリックス・ガタリのシナリオ──本書をとおして『UIQの愛』を読む(松田正貴)
訳者あとがき(杉村昌昭)
索 引

主権の二千年史

主権の二千年史

正村俊之 著
2018年6月11日 発売中
講談社選書メチエ
講談社

amazonで見る⇒主権の二千年史 (講談社選書メチエ)
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なぜ民主主義は危機に陥ったのか? 古代ギリシア以来の壮大な歴史をたどり、真の理解の下で重要な提言を行う画期的な試み。今日、民主主義の危機が叫ばれることが多い。日本でも投票率は1980年代をピークに下降の一途をたどり、民主的な選挙で選ばれたはずの政治家に反対するデモが行われることもめずらしくなくなった。
振り返れば、民主主義が正当な統治形態とみなされるようになったのは20世紀に入ってからのことにすぎない。そして、早くも20世紀後半には民主主義の限界や欠陥が指摘されるようになった。本書は、今や危機に瀕している近代的な民主主義が成立する過程を、古代ギリシア以来の二千年以上に及ぶ歴史の中で描き出す壮大な試みである。(引用)

第一章 近代民主主義とは?
1 機能分化した政治システム
2 人民主権・立憲主義・代表原理
3 古代民主政と近代民主主義
4 民主主義の「ありそうもなさ」
5 社会の自己組織化としての近代民主主義
第二章 近代民主主義への道
1 供犠と権力──自己否定的な自己組織化様式
2 西欧中世における王権観念の変遷
3 封建制とキリスト教
4 中世前期-聖俗二元体制の形成
5 中世後期-教会の国家化と国家の教会化 (1)
6 中世後期-教会の国家化と国家の教会化 (2)
7 立憲主義・代表制・人民主権論
8 自己否定的な自己組織化様式の否定
第三章 近代民主主義の成立と構造
1 近代の中の中世
2 絶対主義国家の過渡的性格
3 市民革命と脱宗教化
4 市民的公共性と近代民主主義
5 政治システムの機能分化
6 機能分化の基礎的条件-「公と私」の分離
7 機能分化の追加的条件-三つの限定
8 近代の自己組織化様式
第四章 近代民主主義の揺らぎ
1 戦後体制の崩壊
2 領域的限定からの乖離
3 規範的限定からの乖離
4 方法的限定からの乖離
5 近代社会の変容
6 近代民主主義の危機
エピローグ 情報化時代の民主主義
1 民主主義をめぐる理論と実践
2 遠隔デモクラシー
3 現代的な自己組織化と民主主義

エコラリアス

エコラリアス

言語の忘却について
ダニエル・ヘラー=ローゼン 著
関口涼子 訳
2018年6月8日 発売中
みすず書房

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「エコラリアス」とは、「エコー(反響)」+「ラリア(話)」の複数形で「反響言語」と訳される。言葉はいつも消えてしまった言葉のエコーとしてあり、失われた言語が響いている。忘却は創造の源であるとともに流離こそが言語の核心であることを明かす。フランス哲学のデリダ的脱構築とフーコー的アルケオロジーを継承し織り成す言語哲学の一冊。

第1章 喃語の極み
第2章 感嘆詞
第3章 アレフ
第4章 消滅危惧音素
第5章 H&Co.
第6章 流離の地で
第7章 行き止まり
第8章 閾
第9章 地層
第10章 地滑り
第11章 文献学の星
第12章 星はまた輝く
第13章 ニンフの蹄
第14章 劣った動物
第15章 アグロソストモグラフィー
第16章 Hudba
第17章 分裂音声学
第18章 アブー・ヌワースの試練
第19章 船長の教え
第20章 詩人の楽園
第21章 バベルの塔
解説 ダニエル・ヘラー=ローゼンとは何者か?
訳者あとがき
原註
参考文献

日本人のこころの言葉 鈴木大拙

日本人のこころの言葉 鈴木大拙

竹村牧男 著
2018年6月5日 発売中
創元社

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日本が世界に誇る宗教哲学者・鈴木大拙は明治3年(1870年)に生まれ、若くして禅の奥義を体得、27歳で渡米して10余年にわたって仏教活動を展開する。戦後も欧米の多くの大学で講義をするとともに、一流の思想家や哲学者と交流しながら、95歳で没するまで仏教の人間観や世界観を広め世界から注目される。禅や日本浄土教に基づく広く深い思想から発せられた言葉を、膨大な著作や同時代に生きた人々の証言から選んで解説。(引用)

言葉編
1大拙の禅─無心ということ
2大拙の禅─即非の論理
3日本的霊性─浄土教と禅
4大悲に生きる
5東洋と西洋など

生涯編
略年譜
大拙の生涯と思想

認知語用論の意味論

真理条件的意味論を越えて
Linguistic Meaning,Truth Conditions and Relevance. The Case of Concessives(2005)
コリン・イテン 著
武内道子、黒川尚彦、山田大介 訳
2018年6月5日 発売中
ひつじ書房

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従来の真理条件に基づいた意味論を却下し、認知語用理論としての関連性理論の、概念的意味対手続き的意味の区別に基づいた言語的意味論の書。手続き的意味の本質とその後の広がりを理解するための礎となる。

第1章 言語的意味と真理条件
1.1 言語と世界
1.2 言語的意味への真性に基づくアプローチ
1.3 言語的意味決定不十分性の挑戦
1.4 「非真理条件的」言語的意味
1.5 「非真理条件的」言語表現
1.6 「非真理条件的」言語表現の意味論的クラス

第2章 「非真理条件的」意味への諸アプローチ
2.1 真理条件的枠組みにおける「非真理条件的」意味
2.2 フレーゲ:意義、指示、トーン、発話の力
2.3 カプラン:意味の意味論と使用の意味論
2.4 前提によるアプローチ
2.5 発話行為理論
2.6 結論

第3章 関連性理論と「非真理条件的」意味
3.1 イントロダクション
3.2 関連性と(意図明示的)伝達
3.3 概念的情報と手続き的情報
3.4 明示的伝達と非明示的伝達
3.5 関連性理論と真理条件
3.6 「非真理条件的」意味の多様性
3.7 結論

第4章 否認、コントラスト、訂正:butの意味
4.1 譲歩性とその表現
4.2 P but Qの解釈
4.3 あいまい性分析
4.4 いくつのbutがあるのか
4.5 グライスのbutの考え方
4.6 概念か手続きか
4.7 Butの機能的単義性の見解
4.8 関連性理論による分析に向けて
4.9 顕在的想定の否認

第5章 譲歩と否認:although の意味
5.1 Butとalthoughの違い
5.2 Q although P / Although P, Qの解釈
5.3 Althoughの意味への伝統的アプローチ
5.4 関連性理論による分析
5.5 Q although P対Although P, Q
5.6 But 対although再訪

第6章 Evenとeven if
6.1 譲歩的条件文
6.2 出発点:Bennett (1982)の分析
6.3 合意点と争点
6.4 全称的分析
6.5 代替案としての存在的分析:Francescott(1995)
6.6 評価
6.7 Evenの尺度的分析
6.8 Evenの手続き的尺度分析
6.9 譲歩性再訪

結章
意味論的無垢、合成性、認知
手続き的意味

近代日本語の形成と欧文直訳的表現

近代日本語の形成と欧文直訳的表現

八木下孝雄 著
2018年5月31日 発売中
勉誠出版

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「バタくさい」文章はどのようにして生まれたか?
近代、西欧の言語は、日本語の語彙・文法・文体等に大きな影響を与えた。とくに、欧文を直訳的に翻訳した表現は、新たな発想を促し、表現構造を産むことで、日本語を活性化させてきた。今もなお日本語に根付く欧文直訳的表現は、外国語を受け入れるなかで、どのように生成・受容されてきたのか?英語教育における欧文訓読を鍵に、文・句・文法のレベルで翻訳を捉え、近代語の成立過程の一端を明らかにする。
(引用)

はじめに
序章
第1部 英語教育・英語学習における訳出法
第1章 New National 1st Reader における訳出法
第2章 New National 2nd Reader における訳出法
第3章 New National 3rd Reader における訳出法
第4章 第1部のまとめ

第2部 翻訳文における訳出法
第1章 The Boscomb Valley Mysteryの翻訳における訳出法
第2章 Self-Helpの明治期翻訳における訳出法
第3章 第2部のまとめ

第3部 翻訳以外の文章における欧文直訳的表現
第1章 夏目漱石の文章における欧文直訳的表現
第2章 芥川龍之介の文章における欧文直訳的表現
第3章 第3部のまとめ
終章

フランス認識論における非決定論の研究
キルケゴールとデンマーク哲学
理系の学生と学ぶ倫理

フランス認識論における非決定論の研究

『フランス認識論における非決定論の研究』
伊藤邦武 著
2018年5月30日 発売中
晃洋書房

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19世紀末から20世紀初頭にかけて、フランス第三共和政時代に展開された非決定論。3人の思想家、ブートルー、ポアンカレ、デュルケームを中心に彼らの哲学的議論の内容を概観し、今日の哲学的反省に対する意味を検討する。

キルケゴールとデンマークの哲学・神学

『キルケゴールとデンマークの哲学・神学』
アドルフ・アドラー 著
フレデリック・クリスチャン・シバーン 著
大坪哲也 訳
2018年5月30日 発売中
晃洋書房

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キェルケゴールは当時とても影響力が強かったヘーゲル哲学・ヘーゲル主義の批判者としても知られているが、ヘーゲル哲学がそんな彼とデンマークに与えた影響を2人の思想家、アドラーとシバーンのヘーゲル哲学に関わる主要著作を収録。ヘーゲル哲学の影響史を紐解く上でも重要な一冊

理系の学生と学ぶ倫理

『理系の学生と学ぶ倫理』
上杉敬子 著
2018年5月30日 発売中
晃洋書房

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理系の学生に向けた、いちばんやさしい技術者倫理の本。製品やシステムに問題が起きたとき、誰の立場に立って考えるのが最適かなど、倫理的問題に直面したときの思考のツールを紹介する。

新装版 スピノザ エチカ抄

スピノザ エチカ抄

書物復権2018年
スピノザ 著
佐藤 一郎 訳
2018年5月28日 発売中
みすず書房 新装版

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スピノザは無神論者として、死後もしばらくはその名を口にするのが憚られ、著作も表立っては流布されることが難しかった。だが時を経て、レッシング、ゲーテなどのドイツの文学者が先駆けになって共感を呼び集め、さらにドイツ観念論の哲学者たちによってその哲学が議論の的になるまでの思潮は、スピノザ・ルネッサンスと呼ばれる。スピノザほど多くの人々を共感で惹きつけた哲学者はおそらくいない。
(引用)

第一部 神について
第二部 精神の自然の性と起源について
第三部 感情の起源と自然の性について〔抄〕
第四部 人間の奴隷状態、あるいは感情の勢力について〔抄〕
第五部 知性の力、あるいは人間の自由について

新装版 アーレント=ハイデガー往復書簡

アーレント=ハイデガー往復書簡

書物復権2018年 みすず書房
ハンナ・アーレント 著
マルティン・ハイデガー 著
ウルズラ・ルッツ 編集
大島かおり、木田元 訳
2018年5月28日 発売中
みすず書房 新装版

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1925-75年の手紙とその他の文書
まなざし
再会

エピローグ

補遺
文書1から168までについての注記
遺稿からの補足的記録文書
編者のあとがき

訳者あとがき

人名索引
文献一覧
略号/略記されている引用文献
アーレントの言及されている著作
ハイデガーの言及されている著作
収録文書一覧

ハイデガーの詩

はざまの哲学

はざまの哲学

野家啓一 著
2018年5月25日 発売中
青土社

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どちらでもあり、どちらでもない、哲学的思索のラディカリズム。
未知と既知、科学と哲学、事実と虚構、記憶と忘却。
背反するどちらか一方に定位するのではなく、その〈はざま〉で紡がれた思索が、わたしたちの日常に深く根ざした「真理」や「常識」に揺さぶりをかける。
科学哲学、分析哲学、現象学、物語り論の境界線上に、しなやかな文体で刻まれた、哲学的探究の軌跡。

Ⅰ未知と既知のはざま―哲学のために
1哲学とは何か―科学と哲学のはざまで
未知と既知のあいだ
自然哲学から自然科学へ
自然主義と心脳因果
コスモロジーの復権

2哲学のアイデンティティ・クライシス
哲学は何の役に立つのか?
「有用性」とスローサイエンス
哲学無用論(Ⅰ)―自然主義の挑戦
哲学無用論(Ⅱ)―ローティの「哲学の終焉」論
哲学に何ができるか

Ⅱ科学と哲学のはざま―科学哲学
3「真理」の構成的側面―プラトニズムとニヒリズムのはざまで
等身大の真理を求めて
言語行為論
パラダイム論
直観主義
「人間の顔」をした真理

4マッハ科学論の現代的位相―実証主義と反実証主義のはざまで
マッハ評価の推移
マッハと世紀末思想
「実証主義」への反逆
『感覚の分析』と現象学
「物理学的現象学」の構想

5科学と形而上学のはざまで―ホワイトヘッド『科学の近代世界』再読
精密さはつくりもの
ホワイトヘッドの科学革命論
科学と形而上学
物語り論と因果性

Ⅲ言語と哲学のはざま―現象学と分析哲学
6フッサール現象学と理性の臨界
最後のデカルト主義者
理性の不安
「乏しき時代」の哲学者
身体・地平・大地
「故郷世界」としてのヨーロッパ
遺産相続人たち

7言語の限界と理性の限界―分析哲学からポスト分析哲学へ
理性批判と理性の危機
言語批判と言語の限界
ポスト分析哲学への道

8「分析哲学」私論―親和と違和のはざまで
居心地の悪さ
分析哲学=科学哲学?
分析哲学vs. 大陸哲学
ポスト分析哲学
私にとっての分析哲学

Ⅳ科学と社会のはざま―科学技術社会論
9「情報内存在」としての人間―知識と情報のはざまで
情報の「意味」と「価値」
情報の語用論
情報の人間学

10科学技術との共生―技術主義と精神主義のはざまで
科学・技術・科学技術
科学者のエートス―CUDOSとPLACE
科学技術とリスク社会
科学的合理性と社会的合理性
科学技術のシヴィリアン・コントロール

Ⅴ記憶と忘却のはざま―東北の地から
11東北の地から―震災と復興のはざまで
哲学に何ができるか
災害ユートピア
風土と「殺風景」
宮沢賢治と物語の力
信頼の危機
トランス・サイエンスの時代
「リスク社会」を生きる
受益圏と受苦圏
世代間倫理と「七世代の掟」
「CUDOS」から「RISK」へ

12「今を生きる」ということ―記憶と忘却のはざまで
良寛の言葉
物語の力
トランス・サイエンスの時代
未来世代への責任

キルケゴールの実存解釈

キルケゴールの実存解釈

自己と他者
河上正秀 著
2018年5月25日 発売中
春風社

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キルケゴールはいかに受容されてきたのか。レヴィナス、デリダ、ウィトゲンシュタインらの解釈をたどり、その現代性を明らかにする。

第Ⅰ部 主体と他者
第1章 自己と他者―実存の思想から他者の思想へ
第2章 実存から他者へ―レヴィナス、デリダの読解
第3章 実存論的主体の他者論的転回―K・レーヴィット
第4章 非同一の主体性
第Ⅱ部 受容と解釈
第1章 ウィトゲンシュタインのまなざし
第2章 解釈と生―田辺元の「実存」受容の一断面
第3章 実存と倫理
第4章 『現代の批判』とわれわれの「現代」
補遺その1 沈黙と言語
補遺その2 仮名と著作―沈黙の語り出すもの

キリスト教教父著作集 4-II

キリスト教教父著作集 4-II

アレクサンドリアのクレメンス2
ストロマテイス(綴織)
アレクサンドリアのクレメンス 著
秋山 学 訳
2018年5月25日 発売中
教文館

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紀伊國屋書店で見る⇒キリスト教教父著作集4-II

「アレクサンドリア学派」を代表する初期ギリシア教父クレメンスの主著。異教徒への福音宣教と、異端を論難するため、地上のあらゆる文化的遺産の中にキリスト教の真理が先んじて遣わされていたとして、初期ギリシア哲学者や古典期詩人、史家たちのおびただしい作品を援用した。本書が唯一の典拠となるものもあり、古代哲学史・ギリシア古典文学研究に必須の資料。2分冊のII(第5巻~第8巻)では、「覚知(グノーシス)」に関する論述を中心に、ロゴス論や教会論、聖餐論を展開する。

認知言語学とは何か

認知言語学とは何か

あの先生に聞いてみよう
高橋英光、野村益寛、森 雄一 編集
西村義樹、長谷川明香、松本 曜、早瀬尚子、大橋 浩、長谷部陽一郎、岡田禎之、大堀壽夫、本多 啓 著
2018年5月23日 発売中
くろしお出版

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これまでの入門概説書・教科書は、道具立てや事例研究の紹介にとどまりがちであり、「認知言語学とは何か」「なぜこんなことを問題にするのか」といった問いに答えようとするものはあまりないように思われる。そのため、認知言語学が全体として何をどのように目指しているのかという問題意識が、学部学生はもちろんのこと、認知言語学を専攻する大学院生にも十分あるとは言いがたいのが現状である。その結果、プロトタイプ、メタファー、イメージ・スキーマといった用語を振り回せば認知言語学になると思われたり、しばしば論文に図が多く含まれることから「お絵描き」言語学のように揶揄されたりすることもある。さらには、「認知言語学者たちは、(中略)自分たちは認知の知られざる部分について何の発見もするつもりのないことを告白すべきであろう」(今井邦彦『言語理論としての語用論』2015年、開拓社、p.180)といった批判も招いている。
こうした現状は、認知言語学の裾野を広げるだけでなく、全体のレベルを上げていく上でも改善、打開する必要がある。このような観点から、認知言語学の基本をひと通り勉強した人なら誰もが抱くような11の疑問について「そうだ、あの先生にきいてみよう! 」というわけで適任の認知言語学者に執筆を依頼して出来上がったのが本書である。

第1章 認知言語学のどこが「認知的」なのだろうか?
西村義樹・長谷川明香 著

第2章 認知言語学の文法観はどこが独自なのだろうか?
野村益寛 著

第3章 認知言語学の意味観はどこが独自なのだろうか?
松本曜 著

第4章 認知言語学は語用論についてどのように考えているのだろうか?
早瀬尚子 著

第5章 レトリックはなぜ認知言語学の問題になるのだろうか?
森雄一 著

第6章 文法化はなぜ認知言語学の問題になるのだろうか?
大橋浩 著

第7章 コーパスを利用することで認知言語学にとって何がわかるだろうか?
長谷部陽一郎 著

第8章 認知言語学は言語普遍性、個別言語の特殊性についてどのように考えているのだろうか?
岡田禎之 著

第9章 認知言語学は言語習得・言語進化についてどのように考えているのだろうか?
大堀壽夫 著

第10章 認知言語学はヒトの認知について何かを明らかにしたのだろうか?
本多啓 著

第11章 認知言語学はどこへ向かうのだろうか?
高橋英光 著

加藤尚武著作集 第6巻 倫理学の基礎

加藤尚武著作集 第6巻

加藤尚武著作集 第6巻
加藤 尚武 著
2018年5月23日 発売中
未来社

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第4回配本の第6巻。この巻には現代を代表する哲学者による倫理学一般にかんする基本的文献を集めている。1997年に刊行されベストセラーになった『現代倫理学入門』(講談社学術文庫)と1996年刊の『倫理学で歴史を読む』を中心に、「中央公論」に連載された「倫理学講義」をはじめとする単行本未収録論文7篇を収録する。自然にたいする人間の責任を根源的に問い、思想を生きるとはどういうことかを厳しく問いかける。

・単行本未収録論文
・ゆるやかに触れあう異相――倫理学講義
・環境問題に対処する政治的主体の形成
・データの摩耗度と未来文化の設計
・自然の歴史性から見た設計主義の限界
・核廃棄物の時間と国家の時間
・人間と人間でない生物の関係
・持続可能な未来と宗教
著者解題

ツァラトゥストラ&新しい学 上下巻

ツァラトゥストラ

『ツァラトゥストラ』
ニーチェ 著
手塚 富雄 訳
2018年5月22日 発売中
中公文庫 ニ 2-3
中央公論新社

神の死でニヒリズムに陥ったヨーロッパ精神を、生をありのままに肯定し自由な境地に生きる超人によって克服する予言の書。この近代の思想と文学に強烈な衝撃を与えた、ニーチェの主著を格調高い訳文と懇切な訳注で贈る。文字を大きくした読みやすい新版

amazonで見る⇒ツァラトゥストラ (中公文庫 ニ 2-3)
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新しい学 上

『新しい学』上巻
ジャンバッティスタ・ヴィーコ 著
上村 忠男 訳
2018年5月22日 発売中
中公文庫 ウ 11-1
中央公論新社

デカルトの科学主義に立ち向かい、人間の歴史の価値に光をあてるヴィーコ。古文献・風習・言語・芸術・貨幣などを読むことで、〈真なるもの〉に迫る

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新しい学 下

『新しい学』下巻
ジャンバッティスタ・ヴィーコ 著
上村 忠男 訳
2018年5月22日 発売中
中公文庫 ウ 11-2
中央公論新社

古代ギリシア・ローマの歴史と思想に探求の歩を進め、文明や社会の成り立ちと実質について考察を展開。「第2巻第4部 詩的政治学」以下を収める。

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武器になる哲学

武器になる哲学

人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
山口 周 著
2018年5月18日 発売中
KADOKAWA

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紀伊國屋書店で見る⇒武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

コンサルの修羅場で、一番役立ったのは哲学だった。

哲学というと「実世界では使えない教養」と捉えられてきたが、それは誤解。実際は、ビジネスパーソンが「クリティカルシンキング」つまり現状のシステムへの批判精神を持つために、重要な示唆をくれる学問である。本書では、“無知の知”“ロゴス・エトス・パトス”“悪の陳腐さ”“反脆弱性”など50のコンセプトを、ビジネスパーソン向けの新しい視点で解説。現役で活躍する経営コンサルだから書けた「哲学の使い方」がわかる1冊。

本書で紹介する50の「哲学・思想のキーコンセプト」は、筆者自身のコンサルティング経験から、「知っていて本当によかった」と思えるもの、いわば「修羅場を切り開くのに非常に有効だった」ものを厳選して紹介しています。

【本書で紹介するキーコンセプト】
第1章 「人」に関するキーコンセプト 「なぜ、この人はこんなことをするのか」を考えるために
・ロゴス・エトス・パトス――論理だけでは人は動かない(アリストテレス)
・悪の陳腐さ――悪事は、思考停止した「凡人」によってなされる(ハンナ・アーレント) ほか

第2章 「組織」に関するキーコンセプト 「なぜ、この組織は変われないのか」を考えるために
・悪魔の代弁者――あえて「難癖を付ける人」の重要性(ジョン・スチュアート・ミル)
・解凍=混乱=再凍結――変革は、「慣れ親しんだ過去を終わらせる」ことで始まる(クルト・レヴィン) ほか

第3章 「社会」に関するキーコンセプト 「いま、なにが起きているのか」を理解するために
・アノミー――「働き方改革」の先にある恐ろしい未来(エミール・デュルケーム)
・パラノとスキゾ――「どうもヤバそうだ」と思ったらさっさと逃げろ(ジル・ドゥルーズ) ほか

第4章 「思考」に関するキーコンセプト よくある「思考の落とし穴」に落ちないために
・シニフィアンとシニフィエ――言葉の豊かさは思考の豊かさに直結する(フェルディナンド・ソシュール)
・反証可能性――「科学的である」=「正しい」ではない(カール・ポパー) ほか

数学の現象学 新装版

数学の現象学 新装版

数学的直観を扱うために生まれたフッサール現象学
鈴木俊洋 著
2018年5月18日 発売中
法政大学出版局

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紀伊國屋書店で見る⇒数学の現象学 新装版

数学者フッサールを哲学者に変えた数学論上の問題を現象学発生の問題背景として取り出し、フッサールが最終的に現象学という新しい哲学を創始するに至る過程を辿り、その現象学的方法論によりいかなる数学論が得られるかを提示する。未公刊の草稿やノートなども精査し、数学的対象の直観的把握を巡る問題から、後期フッサールを含めた「フッサール数学論」を解明し、現象学・数学論に新たな展望を示す。

第一部 ヴァイアーシュトラス・プログラムからの課題:フッサール現象学創設前史
序章 「学問からの真正な要求」による哲学への転向
第一章 解析学の算術化の運動(ヴァイアーシュトラス・プログラム)
第二章 なぜ「抽象」でなければならないのか:カントル、フレーゲ、フッサール
第三章 十九世紀数学における「存在論的革命」と現実的無限

第二部 フッサールの現象学創設の過程
序章 ヴァイアーシュトラスからの課題に答えるための道
第四章 出発点としての『算術の哲学』
第五章 『算術の哲学』直後の展開
第六章 抽象とは何か:『論理学研究』における現象学的枠組みの発生
第七章  現象学的対象観の完成
第八章 ヴァイアーシュトラスへの解答:数学的対象の認識論

第三部 数学の現象学の展開
序章 フッサール数学論の展開
第九章  公理的手法の受容と「多様体」概念の発生
第十章 対象の「構成」と間主観性:発生的現象学の道具立ての導入
第十一章 ヒルベルトへの解答とフッサール的数学世界
第十二章 実数の構成と排中律の問題
第十三章 技術から生まれた数学:生活世界からの数学的対象の発生
終章 フッサール数学論の位置づけと意義

世界の哲学者の言葉から学ぼう

世界の哲学者の言葉から学ぼう

100の名言でわかる哲学入門
小川 仁志 著
2018年5月17日 発売中
教育評論社

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紀伊國屋書店で見る⇒世界の哲学者の言葉から学ぼう

ニーチェ、カント、アラン、サルトル、フロム…

哲学者が残した珠玉の名言には、

人生の悩み、ものの考え方、仕事、人間関係など、世の中に関するヒントが満載!

第1章 哲学の始まり(古代ギリシア、中世、ルネサンス)
第2章 哲学の高まり(近世、近代)
第3章 哲学の展開(現代―反近代の思想)
第4章 哲学の拡散(現代―ポスト構造主義以後)
第5章 東洋の哲学(中国、日本)

「蓋然性」の探求 古代の推論術から確率論

蓋然性」の探求

古代の推論術から確率論の誕生まで
ジェームズ・フランクリン 著
南條 郁子 翻訳
2018年5月17日 発売
みすず書房

amazonで見る⇒「蓋然性」の探求――古代の推論術から確率論の誕生まで
紀伊國屋書店で見る⇒「蓋然性」の探求――古代の推論術から確率論の誕生まで

「確率の歴史に関する本をずいぶん読んできたが……本書は他書を凌ぐ、それも、はるかに凌ぐ本だ。確率論の土台となったアイデアだけでなく、確率概念の真の哲学的起源についても、この本のように深部まで提示したものは、私の知るかぎり他にない。」──ナシーム・ニコラス・タレブ

■「蓋然性」(probability)とは「確からしさ」のことであり、これを数学的に純化することにより「確率」の概念は生まれた。本書は1654年に確率の数学が発見される以前の二千年以上にわたる蓋然性の歴史を、法・科学・商業・哲学・論理学を含む圧倒的に広範な領域で調べ上げ、ハッキングの『確率の出現』の成功以来信憑されてきた単純すぎる確率前史を塗り替える。

■確率概念の淵源として、これまで軽視されていた法理論やスコラ学の役割も本書は丁寧に掬い上げている。また、リスク評価と保険のルーツを掘り起こす第10章「射倖契約」や、数学的確率が産声をあげる場にクローズアップする第11章「サイコロ」の内容は、今後どのような視座から確率史を語る場合にも外せない起点となるだろう。

■法理論の分野で証拠の計量法を考え抜いたバルドゥス(2章)、時代に300年先んじて「相対頻度に基づく蓋然性」のアイデアを着想していたオレーム(6章)、アリストテレス的世界像全体の蓋然性の低さを論証したオートレクール(8章)をはじめ、著者はパスカル以前に蓋然性をめぐって非凡な洞察がなされた事例を数々見出している。この一巻は、タルムードからいかさま賭博の指南書に至るまでの幅広いテクストに賢哲たちの苦闘の跡をたどり、彼らの推論術と叡智にふれる旅でもあるのだ。

第1章 古代の証明法
エジプトとメソポタミア/タルムード/ローマ法――証明と推定/インドの法

第2章 中世の証拠法――嫌疑、半証拠、審問
暗黒時代の神判/グレゴリウス改革/註釈学派の発明――半証拠/カノン法における推定/証拠の等級と拷問/後期註釈学派 バルトルスとバルドゥス――理論の完成/異端審問/東方の法

第3章 ルネサンスの法
ヘンリー8世の結婚無効化問題/テューダー朝の反逆罪裁判/大陸法――推定のあつかい/魔女審問/イングランドの法理論と理性的人間(リーズナブル・マン)

第4章 疑う良心・道徳的確実性
悔悛と疑い/蓋然主義の教義/スアレス――陰性の疑いと陽性の疑い/グロティウス、シロン、国家の道徳性/ホッブズと攻撃のリスク/恥知らずな弛緩主義/イングランドの良心例学は中道を行く/フアン・カラムエル――弛緩主義のプリンス/パスカルの『田舎の友への手紙』

第5章 弁論術、論理学、理論
古代ギリシアの蓋然性の語彙/説得術を売るソフィストたち/アリストテレスの『弁論術』と論理学/『アレクサンドロスに贈る弁論術』/古代ローマの弁論術――キケロとクィンティリアヌス/イスラムの論理学/スコラ学の弁証的三段論法/日常言語のなかの蓋然性/人文主義者の弁論術/後期スコラ学の論理学

第6章 ハードサイエンス
観測と理論/アリストテレスの偶然排除論法/観測結果を平均した古代ギリシアの天文学/理論の単純さ/ニコル・オレームと相対頻度/コペルニクス/ケプラー――観測結果の調和/ガリレオ――コペルニクス仮説の蓋然性について

第7章 ソフトサイエンスと歴史学
『人相学』/占いと占星術/医学の経験学派と薬効試験/タルムードとマイモニデス――多数派原理/土着の平均法と品質管理/生物学の実験/歴史書の権威/文書の真贋/ヴァッラと「コンスタンティヌスの寄進状」/カノと真の歴史のしるし

第8章 哲学――行為と帰納
カルネアデスの緩和懐疑主義/エピクロス派――しるしに基づく推理/帰納懐疑論とアヴィケンナの回答/トマス・アクィナスの傾向性理論/スコトゥスとオッカム――帰納について/オートレクールのニコラ/西洋の衰退/ベーコンとデカルト――確実性か? 道徳的確実性か?/イエズス会とホッブズ――帰納について/パスカルの演繹主義的な科学哲学

第9章 宗教――神の法、自然の法
デザイン論証/教父たち/啓示による帰納懐疑論/ソールズベリのジョン/マイモニデスの創世観/自然法則は必然か?/キリスト教の適理性/パスカルの賭け

第10章 射倖契約──保険、年金、賭博
危険の値段/疑有要求――ユダヤ法/オリヴィ――徴利と将来の利得/終身年金に値段をつける/公債への投機/保険料率/ルネサンスの賭博と投機/くじ引きと富くじ/商業と良心例学者

第11章 サイコロ
古代の偶然ゲーム/中世の写本――中断されたゲームについて/カルダーノ/賭博師・良心例学者/ガリレオの小論文/ド・メレとロベルヴァル/フェルマーとパスカルの往復書簡/ホイヘンスの『偶然ゲームにおける計算』/カラムエル

第12章 結論
記号未満の蓋然性、記号への移行/蓋然性の種類とそれらの発見段階/確率論はなぜもっと早く現れなかったのか/2つのパラレル・ヒストリー/アリストテレスの影響とスコラ学者たちの貢献/思想史における法の位置/結論と教訓

エピローグ 非定量的蓋然性のサバイバル
ポール・ロワイヤル論理学/ライプニッツの蓋然性の論理学/現在まで

その悩み、
哲学者がすでに答えを出しています

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

小林昌平 著
2018年4月27日 発売中
文響社

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「将来が不安」「お金がほしい」「死ぬのが怖い」
これらの現代人の悩みははるか昔から私たちを苦しめていた人類共通の悩みです。

であるならば、哲学者や思想家と呼ばれる、思考そのものを生業とする人たちが、これらの悩みに答えを出しているはずです。

平易な言葉で哲学を学べて、あなたの悩みが解決します。

■仕事
「将来、食べていけるか不安」⇒アリストテレスが答えを出しています。
「忙しい。時間がない」⇒アンリ・ベルクソンが答えを出しています。
「お金持ちになりたい」⇒マックス・ウェーバーが答えを出しています。
「やりたいことはあるが、行動に移す勇気がない」⇒ルネ・デカルトが答えを出しています。
「会社を辞めたいが辞められない」⇒ジル・ドゥルーズが答えを出しています。

■自意識・劣等感
「緊張してしまう」⇒ゴータマ・シッダールタ(ブッダ)が答えを出しています。
「自分の顔が醜い」⇒ジャン= ポール・サルトルが答えを出しています。
「思い出したくない過去をフラッシュバックする」⇒フリードリヒ・ニーチェが答えを出しています。
「自分を他人と比べて落ちこんでしまう」⇒ミハイ・チクセントミハイが答えを出しています。
「他人から認められたい。チヤホヤされたい」⇒ジャック・ラカンが答えを出しています。
「ダイエットが続かない」⇒ ジョン・スチュアート・ミルが答えを出しています。
「常に漠然とした不安に襲われている」⇒トマス・ホッブズが答えを出しています。
「人の目が気になる」⇒ミシェル・フーコーが答えを出しています。

■人間関係
「友人から下に見られている」⇒アルフレッド・アドラーが答えを出しています。
「嫌いな上司がいる。上司とうまくいっていない」⇒バールーフ・デ・スピノザが答えを出しています。
「家族が憎い」⇒ハンナ・アーレントが答えを出しています。

■恋愛・結婚
「恋人や妻(夫)とけんかが絶えない」⇒ゲオルク・W・F・ヘーゲルが答えを出しています。
「不倫がやめられない」⇒イマヌエル・カントと親鸞が答えを出しています。
「大切な人を失った」⇒ジークムント・フロイトが答えを出しています。

■人生
「やりたいことがない。毎日が楽しくない」⇒道元が答えを出しています。
「人生の選択に迫られている」⇒ダニエル・カーネマンが答えを出しています。
「夜、孤独を感じる」⇒アルトゥール・ショーペンハウアーが答えを出しています。

■死・病気
「死ぬのが怖い」⇒ソクラテスが答えを出しています。
「人生がつらい」⇒マルティン・ハイデガーが答えを出しています。
「重い病気にかかっている」⇒ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが答えを出しています。

哲学ワールドの旅

哲学ワールドの旅

伊藤邦武 藤本忠 田中龍山 山口雅広 他 著・編集
2018年4月30日 発売中
晃洋書房

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哲学史から芸術や宗教まで現代文化について考えてみようと思う誰にとっても役立つよう哲学の基本について優しく教えるテキストブック

哲学って難しい?
現代のあらゆる問題について考えるのに哲学は必要不可欠な学問です。 この本は、言葉を暗記するだけでなく、自分で、そして皆で考え、悩み、「哲学的な考え方」を身につけるための入門書です。 哲学者たちとともに、思考の世界を渡り歩いてみませんか。

ホッブズの哲学体系

ホッブズの哲学体系

「生命の安全」と「平和主義」
ノルベルト・ボッビオ 著
田中浩、中村勝己、千葉伸明 翻訳
2018年4月25日 発売中
未来社

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16世紀の大思想家トマス・ホッブズの哲学の全貌を20世紀イタリアを代表する政治哲学者ボッビオが体系的に読解し、その現代性を提示する。ホッブズ哲学が根底にもつ平和主義と市民社会論の見地から代表作『リヴァイアサン』はもとより『市民論』なども高く評価する。数多くのホッブズ論のなかでも出色の論集。ボッビオ晩年の著作、待望の翻訳。

目次

第一章 自然法理論の概念モデル
第一節 モデルの諸原理
第二節 さまざまなテーマ
第三節 もうひとつのモデル
第四節 もうひとつのモデルの諸要素
第五節 自然法理論の概念モデルとブルジョア社会
第六節 家族と自然状態
第七節 自然法理論の概念モデル
第八節 ブルジョア家族
第九節 〔自然法理論〕への反対論
第一〇節 自然法の概念モデルの終焉

第二章 ホッブズの政治理論
一 諸著作
二 主要思想
三 方法論
四 人工的人間
五 自然状態
六 万人の万人にたいする戦争
七 正しい理性の指示
八 統一のための信約
九 主権は改変できない
一〇 主権は絶対的である
一一 市民法
一二 主権は分割できない
一三 教会と国家
一四 ホッブズとその批判者たち
一五 ホッブズ解釈

第三章 『市民論』入門
補論 『哲学者と法学徒との対話――イングランドのコモン・ローをめぐる――』入門
第四章 ホッブズの政治哲学における自然法と市民法
第五章 ホッブズと自然法論
第六章 ホッブズと部分社会
第七章 終りにあたって
補論 『ある博学なひとへの手紙という形をとって本人が書いた、マームズベリのトマス・ホッブズの評判、忠誠心、行状、宗教にかんする考察』
ホッブズ研究小史
一 ホッブズについての批判的研究史の起源と初期の頃の研究の発展
二 この三〇年間におけるホッブズをめぐる論争の諸テーマ
ホッブズについての三冊の本
解説 ボッビオのホッブズ論
訳者あとがき

著者:ノルベルト・ボッビオ
イタリアの思想家、法哲学者、政治思想史家。1935年から79年にかけてカメリーノ大学、シエーナ大学、パードヴァ大学、トリーノ大学で法哲学や政治哲学の教授を歴任し、『法の一般理論にかんする研究』(1955年)、『法体系の理論』(1960年)、『自然法思想と法実証主義』(1965年)、その他多数の法哲学関係の著作を発表している。また、『ホッブズからマルクスへ』(1965年)、『ヘーゲル研究――法、市民社会、国家』、『トマス・ホッブズ』(1989年)などの数多くの思想史研究がある。

本質がわかる哲学的思考

本質がわかる哲学的思考

平原 卓 著
2018年4月19日 発売中
ベストセラーズ

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哲学入門の次はコレを読め!知識だけじゃない哲学的思考を身につける。プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェ、ヴィトゲンシュタイン、フッサール―古今の哲学者たちはいかに考えたか。

プラトンからフッサール、ウィトゲンシュタインまで。古代から近現代へと哲学の変遷をたどることによって、ただの知識だけではなく、哲学を実際に活用するための哲学的思考を身につける。

序章 哲学の方法 より深く考えるために
第一章 本質の哲学 「対話」という方法
第二章 道徳と良心 自由と善をつなぐもの
第三章 共通了解 言葉と可能性

科学と宗教 対立と融和のゆくえ

科学と宗教 対立と融和のゆくえ

金子務 監修
日本科学協会 編
2018年4月18日 発売中
中央公論新社

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AI(人工知能)の急進展により、科学と宗教の関係は新たな局面を迎えている。両者の「対立と融和」の歴史を辿り、未来を展望するための11の視座。

序 科学と宗教の交錯 金子務
第1部
第1章 世界宗教と科学 伊東俊太郎第2章 キリスト教以前の科学と宗教 山口義久
第3章 ガリレオ裁判の真実 田中一郎
第4章 人類文明史の再構築から 嶋田義仁
第5章 イスラームと科学技術 三村太郎
第2部
第6章 宗教と科学の融和と拒絶 正木晃
第7章 原始仏教における知と信 植木雅俊
第8章 脳と心と無意識 前野隆司
第9章 鈴木大拙・折口信夫・宮沢賢治 安藤礼二
第10章 日本文化における知と技と信 荒川紘
第11章 内村鑑三による科学とキリスト教

感情の哲学 分析哲学と現象学

感情の哲学 分析哲学と現象学

西村 清和 著
2018年4月13日発売中
勁草書房

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第1章 感情の認知理論
第2章 命題的態度の現象学
第3章 感情のトポグラフィー
第4章 感情の義務論
第5章 道徳の情操主義
第6章 合理的利他主義と感情
第7章 芸術と感情

客観的な合理性を追求する分析哲学が個人的で現象学的な感情経験をあつかうときには、どのような問題が生じるのか。またそれはいかにして解決されうるのか。分析哲学と現象学が切り結ぶ地点に立って、あらためて感情の原理論の構築を目指す。

英米哲学入門 ちくま新書

英米哲学入門 ちくま新書

「である」と「べき」の交差する世界
一ノ瀬 正樹 著
2018年4月5日発売中です。
筑摩書房

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私が生まれる前にも世界は本当に存在していたのか? ものごとには原因と結果があるという確信は、実は思い込みにすぎないのではないか? この世界の当たり前のありようを疑い、立ち止まって問うてみること。それこそが哲学の入口であり核心である。ロック、バークリ、ヒューム、ラッセル、ウィトゲンシュタイン……「経験」や「言語」を足場に考え抜いた哲学者たちの議論を糸口に、素朴にして深遠な哲学の根本問題へといざなう。事実(である)と規範(べき)が織りなす世界の謎を読者とともに思考する、笑いあり涙ありの入門講義。

指示と言語 (プリミエ・コレクション)

指示と言語

黒澤 雅惠 著
2018年3月30日 発売中
京都大学学術出版会

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現代哲学の言語理論で論争の対象となった問題、“固有名は豊富な意味内容を保持するか否か”をめぐってぶつかり合う記述主義と因果説を再検討する。

第一章 記述主義の基本的な枠組み
はじめに
第一節 ゴットロープ・フレーゲ
1.フレーゲの企図
2.フレーゲによる指示の枠組み
第二節 ジョン・サール
1.サールの議論
2.サールによる指示の一般論
第三節 フレーゲとサール

第二章 記述主義による固有名論―クラスター説
はじめに
第一節 固有名がなぜ問題になるのか
第二節 サールの分析
第三節 問題の解消

第三章 記述主義への批判―指示の因果説
はじめに
第一節 ドネランによる議論
1.確定記述の二用法
(1)固有名の指示への批判/(2)歴史的説明説
2.少考―サールとドネランの見解の差異―曖昧さについて
第二節 クリプキによる見取り図
1.固有名の指示
2.自然種名の指示
第三節 ヒラリー・パトナムによる「双子地球」と実在
1.双子地球と言語的分業
2.水がH2Oであることの論理的必然性
3.実在論と非実在論
4.少考―記述の性質について
おわりに

第四章 因果説への反論―サール
はじめに
第一節 志向性―言語行為論からの発展
第二節 ドネランへの反論
1.確定記述の二用法の区別に対して
2.歴史的説明説に対して
第三節 クリプキへの反論
1.総論
2.反例への応答
3.固定性(rigidity)について
おわりに
補論 マッカイとドネランの応酬より
はじめに
1.マッカイとドネラン
2.応酬より

第五章 指示対象再考―ローティとハンソン
はじめに
第一節 「指示対象」の存在
第二節 「存在」の検討
第三節 「見ること」の検討
おわりに

終 章
はじめに
第一節 本章までのふりかえり
第二節 関連する諸問題
1.「保証された主張可能性」の可能性
2.信念の性質
おわりに

ジョルジュ・バタイユ 行動の論理と文学

ジョルジュ・バタイユ 行動の論理と文学

石川学 著
2018年3月30日発売中
東京大学出版会

緊迫の20世紀を生きたジョルジュ・バタイユの思想を,「行動」と「文学」という視点から捉え直す.彼の積極的な政治活動を支えた精緻な「行動の論理」とは.第二次世界大戦を経て変化していく思索の跡を著作の丹念な読解を通してたどり,政治,文学,学知が密接に結びついたその思想の全体像を明らかにする

・第7回東京大学南原繁記念出版賞受賞作

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序 論

第一章 武器としての論理
第一節 「逆転」への序章――『ドキュマン』誌時代の反観念主義
第二節 『社会批評』誌の時代(1)――「ヘーゲル弁証法の基礎の批判」
第三節 『社会批評』誌の時代(2)――全体主義と対決するための理論構築の試み
第四節 「コントル=アタック」と「超=ファシズム」
第五節  空間から時間へ――雑誌『アセファル』におけるファシズム論の新展開
第六節 「社会学研究会」の活動(1)――社会学の歴史的意味
第七節 「社会学研究会」の活動(2)――「悲劇の帝国」の建設に向けて

第二章 防具としての論理
第一節 戦争と神経症――第二次世界大戦後の思索へのイントロダクション
第二節 精神分析学への不満
第三節 社会学から無神学へ
第四節 哲学から科学へ――実存主義と経済学
第五節 世界戦争と自己意識――全般経済学の実践

第三章 文学と無力への意志
第一節 経験の語りと詩(1)――ふたつの供犠をめぐって
第二節 経験の語りと詩(2)――それぞれの無力に向けて
第三節 文学と無神学――その歴史的意味
第四節 権利の不在から死ぬ権利へ

結 論

新版 アリストテレス全集 第17巻

新版 アリストテレス全集 第17巻

政治学 家政論
アリストテレス 著
内山勝利、神崎繁、中畑正志、相澤康隆、瀬口昌久 編集・翻訳
2018年3月28日 発売中
岩波書店

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「すべての人のうちには、自然にもとづいて共同体への欲求がそなわっている。」しからば、最も善い支配とはいかなるものであり何がそれを可能にするか。国家(ポリス)を作る社会的動物としての人間の諸相を分析し、あるべき国制を論じた『政治学』、家(オイコス)の在り方と国家の財政を論じた『家政論』(第三巻は初訳)を収める。

政治学  神崎 繁・相澤康隆・瀬口昌久 訳
家政論  瀬口昌久 訳

解 説
政治学
家政論

政治学関連地図
索 引

ヒューム 因果と自然

ヒューム 因果と自然

萬屋博喜 著
2018年3月16日発売中
勁草書房

ヒュームの因果論では、因果関係をめぐる意味論的考察、心理学的考察、認識論的考察の三つが複雑に交錯している。本書ではこの関係を整理して議論の構造を包括的に捉えることで、ヒュームが因果関係を理解するという人間の実践の相において因果関係を解明し、人間の自然本性に根差した科学的探究の論理を構築しようとしていたことを明らかにする。ヒュームの因果論は、正しく評価されてきただろうか?誤解や偏見を丁寧に解きほぐし、意味論的考察、心理学的考察、認識論的考察が複雑に交錯する議論の構造を包括的に捉えることで、綿密なテクスト読解によってその実像に迫る。

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第一章 合理性と帰納推論
1 帰納の問題と整合性問題
2 帰納推理と帰納推論
3 帰納推理と整合性問題
4 帰納推理の正当化
5 本章のまとめ

第二章 蓋然性と帰納推論
1 ヒュームによる蓋然性の種類の区別
2 蓋然性と確率
3 主観的ベイズ主義解釈
4 客観的ベイズ主義解釈
5 帰納推論の心理学的考察が意味するもの
6 帰納推論の正当化
7 本章のまとめ

第三章 因果性と意味理解
1 ニュー・ヒューム論争の発端
2 懐疑的実在論解釈
3 準実在論解釈
4 意味に関するヒュームの見解
5 準実在論解釈の再検討
6 本章のまとめ

第四章 必然性と精神の被決定性
1 問題設定
2 錯誤説解釈
3 表出説解釈
4 本章のまとめ

第五章 法則性と偶然的規則性
1 偶然的規則性の問題
2 ビーチャムとローゼンバーグの解釈
3 ギャレットの解釈
4 本章のまとめ

第六章 確実性と懐疑論
1 理性に関する懐疑論
2 探究に関する懐疑論
3 探究の「論理」と感情の「論理」
4 本章のまとめ

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