大学公開講座(哲学)の最新情報 2018年度

大学には昔から地域社会への貢献を目指し、公開講座の実施や大学施設の開放などに取り組んでいるところが少なくありません。しかし、公開講座という社会人向けの講義などは、本当に興味を強く持っている方や一部の人々にのみに知られているというように、あまり認知されることがないまま長い年月が経ってしまっていたように思います。

昨今、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』のベストセラーから一般に注目があつまり、経済産業省の掲げる「人生100年時代の社会人基礎力」や首相官邸で開催された「人生100年時代構想会議」(2018年度で6回目)などで語られ進められている活動において、従来の「教育」や「学習」の捉え方に変革が求められてきております。

大学などの教育機関では平成18年に教育基本法第3条の改正に伴い、生涯学習・リカレント教育(生涯にわたって教育を継続的に循環させようという概念)というキーワードと共に、大学の公開講座の数も増え続けております。今後は多くの方に知っていただけますよう微力ながらではございますが、皆様の学習活動において、古書店ながら貢献していけたらと思っております。

こちらのページでは、哲学に関する公開講座情報なかで「哲学」に関連したもののみをピックアップしご紹介しております。

現代によみがえるライプニッツ
「知」は何のために

申し込み締切日 2018年7月31日
講座コード 212
主催 学習院さくらアカデミー 目白キャンパス内 南1号館(東京都)
講師 酒井 潔(学習院大学教授)
開催日 8月 1日(水)、 8月 1日(水)、 8月 2日(木)、 8月 2日(木)
講座回数 4回
時間 13:00~16:30
受講料 12,960円
定員 30人
その他
お問い合わせ先 学習院さくらアカデミー 目白キャンパス
TEL 03-5992-1040

■講座概要
ライプニッツ(Gottfried Wilhelm Leibniz 1646-1716) といえば、これまで「モナド」概念や微積分計算法の哲学者・数学者として知られてきました。しかし近年その膨大な遺稿の編纂が進捗するに伴い、はるかに豊かで斬新な思想・業績が明らかにされつつあります。ライプニッツにとって「知」は何よりも「人間の幸福」や「社会の利益」に寄与すべきものでした。彼の標語「理論と実践」はそのまま、価値混迷に悩む現代へのメッセージと言えるでしょう。

講座スケジュール
第1回 8月 1日(水) 13:00~14:30 講師:酒井 潔
 ライプニッツの生涯と業績―天才も歴史のなかを生きる
第2回 8月 1日(水) 15:00~16:30 講師:酒井 潔
 「知」とはどのようなものなのか―「理論と実践」
第3回 8月 2日(木) 13:00~14:30 講師:酒井 潔
 「人間の幸福」と「社会の利益」―ライプニッツの福祉思想
第4回 8月 2日(木) 15:00~16:30 講師:酒井 潔
 ライプニッツと現代―コンピュータ/保険・年金/正義論

詳しくは学習院さくらアカデミー 講座詳細をご確認ください

さあ、哲学を始めよう 近代の思想哲学

申し込み締切日 2018年6月8日まで
講座コード 01
主催 自由学園明日館(東京都)
講師 岡本裕一朗 (玉川大学教授)
開催日 6/9(土)、7/28(土)、8/25(土)
講座回数 3回
時間 16:00~18:00
受講料 11,160円
定員
その他
お問い合わせ先 自由学園明日館 TEL 03-3971-7326

■講座概要
「絶対的価値」を否定してみることから近代哲学が始まり、その帰結として、果てのない多様性を認める20世紀の思想が展開されてきました。しかし21世紀、人間の尊厳や科学技術など、近現代の理論では説明しきれない事柄が見られるようになりました。大変換を迎える今を見据えるために、改めて近代思想の潮流と限界を考えます。

■講座スケジュール
1・デカルト/自分が思っていることは正しいか?
2・カント/対象は認識に従うか?
3・ニーチェ/道徳的解釈のみがあるか?

■受講者の声
「哲学=様々なものの見方、考え方を学ぶ」とはこんなにも楽しいことなのかと思い、重苦しい哲学のイメージが一変しました。

■参考図書
1・デカルト著 山田弘明訳『省察』ちくま学芸文庫
2・カント著 中山元訳『啓蒙とは何か』光文社文庫
3・ニーチェ著 中山元訳『道徳の系譜額』光文社文庫

詳しくは自由学園明日館 公開講座 講座詳細をご確認ください

フレーゲの言語哲学の論文を読む
言葉の意味について考える

申し込み締切日 2018年6月3日まで
講座コード 1811A006
主催 首都大学東京 飯田橋キャンパス(東京都)
講師 上田 知夫 (東京医科歯科大学非常勤講師)
開催日 6月4日(月)~6月25日(月)
講座回数 4回
時間 18:30~20:00
受講料 オープンユニバーシティは会員制です。入会金は3000円です。受講料 10,000円
定員 20人
その他 ※教材はプリントを配布します。
お問い合わせ先 首都大学東京オープンユニバーシティ事務室TEL:03-3288-1050

■講座概要
言語についての哲学的な考察は、直観的な日常の事例から、ステップを追って抽象的な理論へといたるところにその醍醐味があります。
この演習では、現代的な言語哲学の源流に位置するドイツの哲学者ゴットロープ・フレーゲの言語哲学についての著作の一部分を日本語訳で読みながら、そのような思考の流れを中心的な概念について追い、その現代への影響についても概観します。
なお、希望者にはドイツ語原文と、英語訳を配布するので、演習中にそれぞれ適宜参照して頂きたいが、議論は基本的に日本語訳をもとに行います。

■講座スケジュール
第1回 06-04 18:30~20:00
第2回 06-11 18:30~20:00
第3回 06-18 18:30~20:00
第4回 06-25 18:30~20:00

詳しくは首都大学東京オープンユニバーシティ 講座詳細をご確認ください

明治大学文学部心理社会学科
哲学専攻開設記念
中国思想と西洋思想の出会い
中国は「哲学」の衝撃をどう受けとめたのか

申し込み締切日 2018年6月1日まで
講座コード 18170016
主催 明治大学リバティアカデミー 和泉キャンパス(東京都)
講師 志野 好伸 (明治大学文学部准教授)
開催日 6月 9日(土)
講座回数 1回
時間 13:00~14:30
受講料 0円
定員 先着120名
その他 リバティアカデミーオープン講座は、会員の方以外でも受講いただけます。
※ただし、会員になることはできません。
お問い合わせ先 明治大学 リバティアカデミー事務局
TEL:03-3296-4423

■講座概要
~ 20世紀前半の中国における西洋思想の受容と、伝統思想の再編~
日本は明治維新後、西洋の学問体系を急速に受け入れていきますが、19世紀末から中国でも日本を追いかけるように学問の近代化・西洋化が進みます。梁啓超や王国維など、日本で学んだ人物が、それに貢献します。また同じ頃、科学技術の西洋化、政治制度の西洋化とともに、思想の西洋化の必要性が叫ばれるようになります。一方で儒教をはじめとする伝統思想の重みは、日本とは比べようもないほどでしたから、西洋思想と中国思想の関係をどうとらえるかは知識人たちの大きな課題でした。
本講座で、20世紀前半の中国思想の歩みを一緒にたどってみましょう。その特徴をつかまえることによって、中国の伝統思想の可能性や日本の近代思想の特徴もきっと見えてくるでしょう。
共催:杉並区教育委員会
協力:明治大学文学部心理社会学科哲学専攻

詳しくは明治大学 リバティアカデミー 講座詳細をご確認ください

5回でわかる愛の哲学
ギリシャ哲学の世界から

申し込み締切日 2018年5月19日まで
講座コード 029
主催 学習院さくらアカデミー 目白キャンパス内 南1号館(東京都)
講師 野村 光義 (学習院大学講師)
開催日 5月20日(日)、 5月27日(日)、 6月10日(日)、 6月24日(日)、 7月 8日(日)
講座回数 5回
時間 10:40~12:10
受講料 16,200円
定員 40人
その他
お問い合わせ先 学習院さくらアカデミー 目白キャンパス
TEL 03-5992-1040

■講座概要
「愛って何?」なんて聞かれたら、恥ずかしくて答えられないよ、となることでしょう。わたくしもそうです。そこでギリシャの哲学者、ソクラテス・プラトン・アリストテレスが語った愛の説・愛のことばをひもといてみたいと思います。可愛い少年二人を追い込むソクラテス、赤い糸を否定し美の階段をイデアまで駆けのぼるプラトン、倫理学書の2割を愛の議論に費やしたアリストテレス。これであなたも愛のエキスパートになれるかも?

■講座スケジュール
第1回 5月20日(日) 10:40~12:10 似たものは似たものに―『リュシス』
第2回 5月27日(日) 10:40~12:10 赤い糸と人間球体説―『饗宴』
第3回 6月10日(日) 10:40~12:10 聴かせてよ愛の奥義を―『饗宴』
第4回 6月24日(日) 10:40~12:10 愛と快楽―『ニコマコス倫理学』
第5回 7月 8日(日) 10:40~12:10 さまざまな愛ことば―『ニコマコス倫理学』

詳しくは学習院さくらアカデミー 講座詳細をご確認ください

現代社会の秩序と正義を考える 法哲学入門

申し込み締切日 2018年5月15日まで
講座コード 53A07
主催 獨協大学(埼玉県)
講師 嶋津 格 (獨協大学特任教授)
開催日 5/18~6/22
講座回数 全6回
時間 13:15~14:45
受講料 12,600円
定員 30人
その他 新規会員のみ会員登録費2000円
お問い合わせ先 獨協大学
エクステンションセンターオープンカレッジ担当
TEL 048-946-1678 開室・受付時間 月~土9:00-17:00

■講座概要
「正義」は元来から法哲学の主要テーマですが、一時議論が沈滞し、その後復活しています。現在西洋的な自由と平等、民主主義、世俗主義は、宗教原理主義などから挑戦を受けています。その現状を背景として意識しながら、現代社会の正義をみなさんと考えます。

■講座スケジュール
1. 5月18日 日本で正義論が沈滞した時期とその理由
2. 5月25日 ロールズの登場:資源分配の正義(平等と格差の弁明)
3. 6月1日 ノージックの私法的正義論(諸個人の自由の追求)
4. 6月8日 共同体論(サンデル等:個人中心主義への批判)
5. 6月15日 後期ロールズとクカサス:多元性は包摂できるか
6. 6月22日 現代社会と文明の衝突(各種原理主義を含む)

テキスト:プリントを配付します
■参考図書
ロールズ:『正義論』とその批判者たち(チャンドラン・クカサス他著、嶋津格他訳/勁草書房)3,000円+税

詳しくは獨協大学オープンカレッジ 春期講座申込状況をご確認ください

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