大学公開講座(哲学)の最新情報 2019年度

大学には昔から地域社会への貢献を目指し、公開講座の実施や大学施設の開放などに取り組んでいるところが少なくありません。しかし、公開講座という社会人向けの講義などは、本当に興味を強く持っている方や一部の人々にのみに知られているというように、あまり認知されることがないまま長い年月が経ってしまっていたように思います。

昨今、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』のベストセラーから一般に注目があつまり、経済産業省の掲げる「人生100年時代の社会人基礎力」や首相官邸で開催された「人生100年時代構想会議」(2018年度で6回目)などで語られ進められている活動において、従来の「教育」や「学習」の捉え方に変革が求められてきております。

大学などの教育機関では平成18年に教育基本法第3条の改正に伴い、生涯学習・リカレント教育(生涯にわたって教育を継続的に循環させようという概念)というキーワードと共に、大学の公開講座の数も増え続けております。今後は多くの方に知っていただけますよう微力ながらではございますが、皆様の学習活動において、古書店ながら貢献していけたらと思っております。

こちらのページでは、大学で公開されている公開講座情報なかで「哲学・思想」に関連した講座をピックアップしご紹介しております。

大学公開講座(哲学)2018年度 過去の講座は情報こちら

大学公開講座(哲学)2019年度 過去の講座は情報こちら

※各大学広報担当者様へ 講座情報を収集しております。お知らせいただければ掲載いたしますのでお問い合わせよりお願い申し上げます。

カント『純粋理性批判』入門

申し込み締切日 2019年9月19日
講座コード 01FC18
主催 敬愛大学 稲毛駅前センター(千葉県)
講師 橋詰 史晶(早稲田大学非常勤講師)
開催日 10月2日(水)~ 10月23日(水)
講座回数 3回
時間 15:00~16:30
受講料 5,400円
定員 15人
その他
お問い合わせ先 敬愛大学 稲毛駅前センター
TEL:0120-077-420

■講座概要
イマヌエル・カントは、2500年以上におよぶ哲学の歴史においても最も重要な哲学者の一人です。哲学を学ぶうえで、カントを理解しておくことは欠かせません。ところがカントの著作は非常に分かりにくい文体で書かれており、難解なことで有名です。そこでこの講義では、カントの代表作である『純粋理性批判』の要点をできるかぎり分かりやすく紹介しその概要を理解することを目指します。

■講座スケジュール
第01回 10月02日(水) カントの基本戦略
第02回 10月09日(水) カテゴリーの演繹
第03回 10月23日(水) 理念について

敬愛大学 稲毛駅前センター 公開講座 講座詳細をご確認ください

20世紀の日本の思想家と中国の思想家

申し込み締切日 2019年9月25日
講座コード 19220045
主催 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)
講師 志野 好伸(明治大学文学部教授)
開催日 10月3日(木)、10月10日(木)、10月17日(木)、10月24日(木)、10月31日(木)
講座回数 5回
時間 13:00~14:30
受講料 12,650円
定員 20人
その他 入学金 3,000円
お問い合わせ先 明治大学リバティアカデミー事務局
TEL:03-3296-4423

■講座概要
西洋の学術の移入は、日本でも中国でも知のあり方を大きく変えました。とりわけ哲学は、西周(にし・あまね)によって「諸学の上たる学」と位置づけられ、新しい学術体系の要となる位置を与えられ、それまでの儒学とは性格を異にするものととらえられました。Philosophyを翻訳するのに「哲学」という新しいことばを作ったのが他ならぬ西周です。「哲学」は大学の科目名などとしても採用され、やがて東アジア共通の言葉となります。本講座では、この哲学という学問をめぐって、20世紀前半に日本と中国でどのような議論がなされたのかを解説します。日本と中国の両方の状況を見ることで、哲学にどのような意味が込められたのか、どのような可能性があるのかを、より広い視点から、より深く考えることができるはずです。

■講座スケジュール
第1回 10月 3日(木) 西周と厳復
西洋の学問の移植に貢献した西周と厳復を比較し、両者にとっての哲学の意味を考えます。

第2回 10月10日(木) 田岡嶺雲と王国維
田岡嶺雲に啓発された初期王国維の思想を紹介しつつ、哲学の価値について考えます。

第3回 10月17日(木) 新渡戸稲造と梁啓超
新渡戸稲造と梁啓超がなぜ武士道を称賛したのかを、キリスト教道徳との関連で考えます。

第4回 10月24日(木) 鈴木大拙と胡適
禅をめぐって論争した鈴木大拙と胡適を比較し、両者にとっての哲学の意味を考えます。

第5回 10月31日(木) 和辻哲郎と洪耀勲
戦前の日本で哲学を学んだ洪耀勲が、和辻哲郎の「風土」をどう理解したのかを考えます。

明治大学リバティアカデミー 公開講座 講座詳細をご確認ください

フッサール現象学入門

申し込み締切日 2019年9月29日
講座コード 01FC19
主催 敬愛大学 稲毛駅前センター(千葉県)
講師 橋詰 史晶(早稲田大学 非常勤講師)
開催日 2019年10月12日~2019年11学9日(土)
講座回数 3回
時間 11:20~12:50
受講料 5,400円
定員 15人
その他 入学金 3,000円
お問い合わせ先 敬愛大学 稲毛駅前センター
TEL:0120-077-420

■講座概要
エトムント・フッサールが創始した現象学は、一種の哲学的な方法論です。現象学は多くの哲学者たちに深いインスピレーションを与え、やがて20世紀における最も重要な学派のひとつとなり、世界的な「現象学運動」を巻き起こしまた。現象学によって自身の哲学を展開した哲学者には、たとえばハイデガー、シェーラー、レヴィナス、メルロ=ポンティ、サルトルなどがおり、また、社会学や美学、心理学など様々な領域への応用も進んでいます。この講義では、現象学の創始者であるフッサールの思想を通じて、現象学の基本的な方法を学びます。

■講座スケジュール
第01回 10月12日(土) 危機の時代と現象学的還元
第02回 10月19日(土) 事実と本質
第03回 11月09日(土) 意識と志向性

敬愛大学 稲毛駅前センター 公開講座 講座詳細をご確認ください

生と死の哲学 -S.キルケゴールの実存思想の系譜と展望-

申し込み締切日 2019年10月2日
講座コード B2
主催 東洋大学 白山キャンパス(東京都)
講師 中里 巧(東洋大学文学部教授)
開催日 2019年10月12日(土)~11月16日(土)
講座回数 5回
時間 15:00~17:00
受講料 8,250円
定員 50人
その他 東洋大学生:¥2,750(全5回分)
お問い合わせ先 東洋大学社会貢献センター
TEL:03-3945-7635

■講座概要
キルケゴールの実存思想を媒介にして、生と死の哲学宗教思想について、19世紀後半から20世紀の概括と21世紀の展望をおこなうものである。また、我が国における実存思想の意義についても、同時に触れていく。キルケゴールの実存思想は、キリスト教プロテスタントルター派を背景としているが、その思想の本質はプロテスタントルター派に留まるものではなく、むしろキリスト教正教の伝統や伝承に最も近く、また古代ギリシアの霊魂不滅思想や北欧北方の土着思想を基層としたものである。

■講座目標
キルケゴールの実存思想は、近現代に多大な影響を与えると同時に、大きな誤解を受けてきた。本講義において、そうした誤解を解くと同時に、その実存思想の尽きぬ意義を展望する。

■講座スケジュール
第1回 10月12日(土) 中里巧
キルケゴール実存思想の概括

第2回 10月19日(土) 中里巧
正教(自由意志と罪理解)・霊魂不滅・血の復讐

第3回 10月26日(土) 山舘順
近現代ヨーロッパの世相(人生観・宗教観・世界観)

第4回 11月9日(土) 山舘順
近現代日本の世相(人生観・宗教観・世界観)

第5回 11月16日(土) 中里巧
21世紀におけるキルケゴール実存思想の展望

東洋大学社会貢献センター 公開講座 講座詳細をご確認ください

「哲学カフェ」にようこそ!ぶらり西洋哲学の森へ

申し込み締切日 2019年10月8日
講座コード 312049
主催 武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)
講師 久富 健(武蔵野大学名誉教授)
開催日 10月9日(水)~12月11日(水)
講座回数 3回
時間 10:00~12:00
受講料 6,000円
定員 30人
その他
お問い合わせ先 武蔵野大学 生涯学習事業課
TEL:042-468-3222

■講座概要
「哲学って何だろう?」と思われている皆様、この講座はこの疑問から始まります。どうしても哲学は難しいイメージがあります。特に、西洋における哲学は 古代ギリシアからフランス現代思想まで、壮大な歴史的背景と大哲学者たちの数々の著書が広がっています。毎回の講座においては、日常の中にある哲学的なテーマを設定して、哲学者の生涯と著作をわかりやすく具体例として取り上げ、その言説を読みながら、耳を傾けていきます。ここは、「哲学」を見聞きして、楽しく自然に「哲学する」空間です。いわば気楽に入れる「カフェ」のような場所です。私は“哲学へのナビゲーター”役として、講義をします。そして、皆様と一緒に談論しながら、「哲学する」時間(講義+談義)をじっくりと過ごしましょう!哲学に興味があれば、途中参加も大丈夫です。2019年秋は、ニーチェからの「実存哲学」の続きで始まり、マルクスを経て、20世紀を迎えます。現代への様々なテーマを自由自在に巡りつつ、哲学散策を展開していきます。

■講座スケジュール
第1回10月 9日(水) テーマ 19:哲学散策:その13
     19世紀哲学の展開(1)
 ―第14章:マルクス、フロイト・・・―
+Pause-Café <カフェ・タイム・談論>
【注:毎回、皆様と哲学する時間を過ごします】
第2回11月13日(水) テーマ 20:哲学散策:その14
    19世紀哲学の展開(2)
 ―第15章:現象学・存在論―
+Pause-Café <カフェ・タイム・談論>
第3回12月11日(水) テーマ 21:哲学散策:その15
    ハイデガーと実存の行方
 ―第16章:20世紀の哲学とは?―
+Pause-Café <カフェ・タイム・談論>

武蔵野大学 生涯学習事業課 公開講座 講座詳細をご確認ください

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