賛同者・投資家の皆様へ

現代は混迷の時代と呼ばれています。または、産業構造が急速に変化する大変革時代とも呼んでいいと思います。安定していた産業構造期には、目の前にある不便さや不都合さに対して改善・創意工夫するとう形で生産性を向上させるという機械的精神・機械的思考の洗練により、うまくことが回っていたと言えるかもしれません。しかしそのペースが鈍化していくやいなや、新たな問題、新たなステージに変わりつつあるのかもしれません。それは、ビジョンや指針、構造化なり物語を必要としない、特に人間観について考える必要のない時代から、多元的な思考が必要になってくる時代なのかもしれません。

2018年東京商工リサーチや帝国データバンクのデータでは、企業寿命は25年を下回る情況に変わり、一つの企業に勤め上げ、定年を迎えるという方は現在5割を下回るそうです。働く人々に視点を移せば、そこには混迷と呼ばれる時代にあるように、ある種の指針なり旗印なりを、または人生観を個々人が保持保留練磨していかざるを得ないような環境に変わってきつつあるように思います。

一方で、内閣府ホームページの「選択する未来」委員会報告にあります、第2章 人口・経済・地域社会の将来像 (5)経済成長とイノベーションでは、「生産性の向上」と「イノベーション」が鍵として報告されており、特に科学技術イノベーションが急務であることは間違いと思われます(そこで語られている「豊かさ」の具体的な定義は不明ですが)。しかし、この「生産性の向上」と「イノベーション」は思考プロセスが間逆にあるといっても過言ではない代物であると思います。生産性の課題点たる一般的な業務の中心は機械的反復であり、機械的精神・機械的思考が要求されるものです。一方で「イノベーション」は創造的思考や多元的思考から芽生えるものと考えることができるように思います。クリエイターが抱える機械的思考からではない問い、つまり「何を作れば良いのか」という究極的・最終的な問いは、細分化され蓄積されてきた科学技術的知からは、答えを探し出すことができません。アプリオリズムのような物語もない現代、刹那的な主観的「楽しさ」「面白さ」が「産業的イノベーション」の中心にある危うさも、多元的思考の一つとして頭の片隅に留めておくべきなのかもしれません。

ひとつの幻想であるかもしれませんが、いままでの機械的思考とこれからの多元的思考の切り替えを上手くこなすことが今後の要点であるとすれば、哲学という思考分野(言語化により学問たろうと欲する活動)は、単にある旗印の集合体または歴史であるに過ぎないものではありますが、役に立ちうるものなのではないかと考える者です。

現在、ひとつのビジョンからまだ道半ばにも差し掛かっていない状況ではございますが、昨今「哲学」に対する捉え方が変わってきたように思います。約10年を要して探り探り、その社会的重要性を信じて事業を続けてまいりましたが、マイナーな分野のためでもあり、またこれまでの時間を必要としたことからも、その市場的な発展速度は非常に緩やかで遅いと感じます。しかしここ4~5年の動きとして哲学カフェなどの対話をベースとした活動の発展は急成長しており、潜在的に興味を持たれている方々が目に見える形で把握できるようにもなりました。今後どのような発展を遂げるかは、前例もなく予想が難しいと言えますが、生涯学習やリカレント教育の環境の発展と同時に「哲学」なるものに触れる機会が今後増えていくと考えます。

以上はあくまでも漠然的な予想にすぎませんが、共にこの日本国内での哲学諸活動の活性化や発展、浸透に向けての活動にご賛同いただける方を募集しております。

哲学堂書店の今後の主な活動は下記の通りです。

・哲学・新刊書情報の更新
・哲学・大学公開講座情報の更新
・哲学cafe開催情報
・哲学・参考書情報の構築と充実
・哲学・古書の買取 流通 促進
・新刊書の販売 流通 促進(出版社様との連携など)
・哲学ブックカフェの展開
・哲学カフェの定期開催
・etc..

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