新刊書アンテナでは、今年度に国内で出版された哲学に関連する書籍をご紹介しております。
※すべて把握できていない場合がありますので、お問い合わせにてお知らせいただければ幸いです。
アルフレッド・ジュールズ・エイヤー 著
吉田夏彦 訳
ちくま学芸文庫 エー16ー1
筑摩書房
文庫
目次
第1章 形而上学の除去
第2章 哲学の機能
第3章 哲学的分析の本質
第4章 ア・プリオリなもの
第5章 真理と確からしさ
第6章 倫理学と神学との批判
第7章 自己と共通世界
第8章 哲学上の主要な論争の解決
野矢茂樹 著
岩波書店
四六判
目次
語は対象の名前なのか
名指すとはどういうことか
分析への誘惑
本質の探究からの決別
「理解」の罠
規則に従う
感覚を語る言語
思考の神話
私だけが“これ”をもっている
像
志向性の正体
言葉は生の流れの中で意味をもつ
心的概念の道具箱
意志する・意図する・意味する
斎藤慶典 著
講談社学術文庫 2699
文庫
目次
序 章 哲学とは何か
1 死んだものとの対話
2 「よき生」のために
第一章 「われ思う」のは誰か
1 夢
2 狂 気
3 「私」とは何か
第二章 「われ思う」に他者はいるか
1 観念の起源へ
2 「無限」ということ
デカルト小伝
信仰と近代学問の相克
藁科智恵 著
晃洋書房
A5判
目次
第1部 宗教的・社会的情況における危機
第1章宗教的・社会的情況
第2章オットーにおける宗教・政治・学問―ナウマンとの対比から
第2部 「宗教」をめぐる学的情況
第3章一九世紀神学における学問と実践
第4章カント・フリースの宗教哲学
第5章民族心理学において現れる宗教という主題―W・ヴントへの批判
第3部 危機への対処としての『聖なるもの』
第6章R・オットーにおける「宗教的アプリオリ」理解―トレルチとの対比において
第7章オットーとジェイムズ―現象と実在、合理性と非合理性の間の緊張
第8章オットーとバルト―絶対他者
シャルル・ペパン 著
永田千奈 訳
草思社
四六判
目次
1 プラトン
2 アリストテレス
3 デカルト
4 スピノザ
5 カント
6 ヘーゲル
7 キルケゴール
8 ニーチェ
9 フロイト
10 サルトル
「思考の型」で自ら考え、書く
坂本尚志 著
日本実業出版社
四六判
目次
第1章 哲学を学ぶフランス人
第2章 「思考の型」とは何か?
第3章 「思考の型」の全体像
第4章 労働、自由、正義―何がどのように教えられているのか
第5章 「思考の型」で哲学する
第6章 「思考の型」をさまざまな場面で応用する
レヴィナス哲学の新たな広がり
杉村靖彦、渡名喜庸哲、長坂真澄 編集
法政大学出版局
A5判
目次
第1部 レヴィナスと「東方/東洋」
東方イスラエリット師範学校校長としてのレヴィナスと伝統
東西のあいだの現代ユダヤ哲学
レヴィナスにおける〈東方〉についての極端な思考
孟子と顔の倫理
内部性とはなにか
道徳と宗教をめぐる一考察
質料的現象学の限界における「社会存在」の重量
第2部 レヴィナスとケアの倫理
「子どもをもつ」とはいかなることか
倫理的ケアの関係はありうるのか
享受と傷
住処の内破としての児童虐待
母胎の震えのように
第3部 レヴィナスと新たな対話
利己愛から利益へ
レヴィナスと「記憶不可能な過去」
ジャン・ヴァールの下降的超越とレヴィナス
音と記号
〈われわれ〉の存在論
対話的差異の弁証論
法、愛、現象学
レヴィナスと「非存在論的な突破口」
『道徳の系譜学』を読み解く
ブライアン・ライター 著
大戸雄真 訳
春秋社
四六判
目次
第1章 イントロダクション―ニーチェは自然主義者かポストモダニストか
第2章 知的遍歴と背景
第3章 ニーチェの道徳批判1―批判の射程と道徳的行為者性の批判
第4章 ニーチェの道徳批判2―道徳規範の批判
第5章 「系譜学」とは何か、『系譜学』とは何か
第6章 第一論文の解説
第7章 第二論文の解説
第8章 第三論文の解説
第9章 一九〇〇年以降のニーチェ―批判的な問いに応答する
川瀬和也 著
光文社新書 1176
光文社
新書
目次
第1章 「生き方」を考え抜く
第2章 「学問」を考え抜く
第3章 「存在」を考え抜く
第4章 「本質」を考え抜く
第5章 「認識」を考え抜く
第6章 「歴史」を考え抜く